タイトルの「IT」という文字を見て、正直見飽きたという方も多いのではないでしょうか。AIやIoTといったキーワードを目にしない日は無いと言っていいほど、毎日のように新聞等で報じられています。すでに様々な企業や業界で導入され実業務で活用されているものの、実際自社へ導入となるとそのハードルの高さを感じる方もきっと少なくないと思います。

AIといった最先端の技術をいきなり導入しなくても、世の中には様々なITツールが存在し、それらは業務上の問題解決に大きく貢献しています。ここではその中でも「人材不足対策」と「社員の効率的教育」に焦点を当て、大多数で導入されているスマートフォンとパソコンを使い、今すぐ着手可能な対策を全3回でお話していきたいと思います。

#1:どの会社も人材足りていないの?

具体的対策のお話の前に、最新の2017年版中小企業白書より、人材不足の現状について触れてみたいと思います。白書内では、人材を「中核人材」「労働人材」、企業を「成長・拡大方針」「安定・維持方針」で類型化をしていますが、ここではその詳細には触れず、全体感をつかんで頂けるよう、大まかな内容でお伝えします。

 

白書によると、人材が「不足」「適正」「過剰」と答えた企業の割合は、

「成長・拡大方針」企業の場合・・・不足:約61% 適正:約38% 過剰:約1%

「安定・維持方針」企業の場合・・・不足:約46% 適正:約52% 過剰:約2%

となっています。

 

「成長方針」の企業でなく「安定方針」の企業であっても、その約半数が現状を維持していくための人材が不足していると回答しています。

 

また人材の不足による経営への影響内容を調査した結果ではその上位に

 

・需要増加に対応できず機会損失が発生

・現在の事業規模の維持が困難

・新事業、新分野への展開が停滞

・技術、ノウハウの承継が困難

 

といった内容がならんでいます。

これら要因は、人材不足と聞いてまず影響のありそうな「時間外労働増による賃金上昇」よりも上位に選ばれています。

 

人材は不足していて、賃金増加以上に重要な問題点がいくつもある、そんな状況と言えます。

 

#2:困った…にどう対応する?

ではどのようにして、機会損失防止やノウハウの承継といった課題に対応していくのか。

そのような課題におすすめの対策が、

 

スマートフォンを使った「ビデオチャット(TV電話)」の導入

 

です。

SkypeやGoogleハングアウトが比較的有名で、スマートフォン同士だけでなく、スマートフォンとパソコン間でも通話できます。

 

使い方としては、出先で対応に困った若手社員が、会社で待機するベテラン社員にビデオチャットを使って相談している状況をイメージするとわかりやすいかと思います。

 

ビデオチャットを使うメリットは

 

①詳細でリアルな把握が可能

音声だけでなく映像で実際の現場を見ることで、電話では伝わりにくい細かな状況の把握が可能となり、より具体的な指示で機会損失を防止し、売上向上や品質の維持が図れます。

 

②親近感の醸成

「対面」で会話することにより、社員双方に信頼感や親近感が生まれ、コミュニケーションが円滑化し、その後の技術承継をスムーズに進めることが可能となります。

 

③安心して仕事ができる

経験の浅い社員に後方支援の環境を整えることで仕事をする上での「安心」が提供でき、社員の定着率向上も期待できます。

 

 

ウランバ!!は現場(営業)をスピーディーに後方支援する機能を持ち、バックオフィス(経理)との円滑なコミュニケーションも可能にします。効率的な人材活用にはもってこいのツールです。

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執筆者:取材の学校 ライター 中小企業診断士 仲光 和之

1977年生まれ。福岡県北九州市出身。同志社大学商学部卒。中小企業診断士、宅地建物取引士。

中小電気工事会社にて設計や現場監督の業務に従事し、見積作成から顧客との交渉、職人、資材の手配や工程管理など、工事の営業・受注から完工までのすべてに携わる。約7年間勤務の後、現在は大手不動産管理会社の企画部門で、自ら立ち上げた現場支援部署の責任者と事業戦略の立案に従事。2014年社長賞受賞。部署立ち上げ、企画推進と現場監督時代の経験を活かしたプロジェクトマネジメントを得意とする。

趣味はバンド演奏(ドラム)とアウトドア。休みがあるとキャンプに出かけ、たき火に癒されている。

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ITが人材不足を救うってホント??(①後方支援編)” への2件のコメント

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